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2019年06月07日

第3回九州グラスファーミングセミナーを開催しました

 

2019年6月4日~5日、宮崎県小林市にて、第3回九州グラスファーミングセミナーを開催しました。
初日はグラスファーミングの基本や九州での実践における課題について学び、2日目は集約放牧酪農に取り組んでいる牧場にて視察と意見交換を行いました。
「グラスファーミング」とは、牧草の成長に合わせて、電気柵等で牛をコントロールし、効率的に牧草を食べさせるしくみを言います。栄養価の高い時期の牧草を活用することで、濃厚(穀物)飼料購入費や草刈りのための燃料費等を抑えることができ、酪農経営の改善が期待できます。
弊会では、九州の酪農業の持続的発展をめざして「九州グラスファーミング研究会」を結成し、学習や実践交流などに取り組んでおり、今回のセミナーもその一環です。

 

 

 

 

 

<セミナーの概要>

■講演Ⅰ
「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトの成果・九州の可能性と期待」
ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト 主任コンサルタント キース・ベタリッジさん
牧野毎の草量をデータ化しマネージメントすることの重要性を強調されました。

■講演Ⅱ
「持続可能な酪農とその展開に向けた課題」
ファームエイジ㈱代表取締役 小谷栄二さん
SDGs達成のために集約放牧酪農が果たす役割を鮮明に語っていただきました。

■講演Ⅲ
「放牧酪農畜産認証と牧草種子について」
一社)日本草地畜産種子協会 常務理事 岡野和夫さん
認証制度について詳しく説明いただきました。

■講演Ⅳ
「九州の放牧草とその管理について」
熊本県酪農業協同組合連合会 営農推進課 増田靖さん
実践にもとづき、九州における牧草活用の組み立てを投げかけていただきました。

■霧島牧場視察

牧場を視察しながら、牧草の管理や牧道の重要性について意見交換を行いました。

 

 

 

 

 

共催:一社)日本草地畜産種子協会、宮崎県経済農業協同組合連合会、九州グラスファーミング研究会
協力:ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクト、宮崎県西諸県農林振興局、小林市役所、JAこばやし

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