ふかひれスープ (200g)

フカヒレスープの至福を、手軽に家庭で。なんというゼイタクだ!

見てください!この透明な部分が正真正銘のフカヒレです。これをどっさり入れているのが製造工程の4の写真。乳白色の部分はフカヒレのまわりのゼラチン質で、加熱すると溶けてしまいます。

手のこんだ本格派なレシピに驚きつつ、
その製造を見れば人気の秘密にも納得、です

加える水の量はお好みで。他の具材もいろいろアレンジしてみてください。

「この価格でこれだけの品質のものを作れるのは正直、生協さんからの依頼だからこそなんです」。理研ビタミン鰍フ方々が、『ふかひれスープ』のパッケージを前に口をそろえました。フカヒレと言えば、いわずと知れた中華料理の高級食材。’98年の発売以来、地域差や年齢差なく売れ続けているのは、1袋3〜4人分で200円前後というとんでもなくリーズナブルな価格、にもかかわらずしっかりと堪能できるフカヒレの味わい、レトルトだからこその保存性、家庭ではなかなか出せない本格的な味。たしかにこの4拍子が揃えば、それはそれで売れない方が不思議なわけで…。とはいうものの、この4拍子のために、生協から製造の依頼を受けている理研ビタミン鰍ニ、実際の製造を行う潟Aーデンの両社にはさまざまな工夫があることがわかりました。
潟Aーデンの所在地は長野県小諸市。中央アルプスや浅間山が背後にそびえる緑濃き環境の中で製造されるふかひれスープというのも不思議な感じではありますが、国内でもいち早くレトルトの加工に着手したメーカーということで、その確かな技術こそ商品の要でもあるのです。
使用するフカヒレは国産で、加工する際に出る切れ端を使用しています(ココが安価のヒミツ!)。レシピはかなり本格派なプロ仕様。大釜に大豆と鶏ガラの2種類の油を入れ、しょうがやにんにく、みじん切りの長ネギを入れて香りづけ。そこに風味と食感を出すために鶏の手羽肉を加え、独自の味つけをした中華スープや細かく刻んだゆでたけのこ、フカヒレをたっぷり投入してとろみが出るまで煮込みます。「たけのこはフカヒレと同じ大きさにみじん切りにし、具が均等になるよう適度なとろみを出し、たくさんの香味材料を使ってフカヒレに似合う奥深いスープの味を再現する。研究に研究を重ねたレシピです」
いただく際には袋から開けてお好みの味に薄め、とき卵で仕上げます。青ネギなどを加えればさらに彩りもきれい。濃いめに溶いてチャーハンやラーメン、茶碗蒸しなどにあんかけとして使ってもゴージャスです。家庭でフカヒレスープの至福を、思う存分堪能してください。

ふかひれスープの製造工程

まずは2種類の油を大釜で加熱します。
しょうが、にんにく、長ネギなどの香味材料を加えて。
鶏の手羽肉、たけのこを入れます。
フカヒレを惜しみなくどっさり投入。
中華スープを入れてとろとろになるまで(写真下)煮込みます。
できあがったスープをパッケージに。
これがレトルトの機械。30分弱で冷却まで行います。
パウチの向き、破損がないかを確認しながら箱の中へ。

コープ九州の生活情報誌クリム11年9月号より

 

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