日本の苺ジャム

フルーティーなおいしさをそのまま味わえる、貴重な一品種のみを使った贅沢ないちごジャム

 

今月ご紹介する『日本の苺ジャム』は、産地を明確に指定して日生協が製造している“コープ産地がみえるシリーズ”のひとつ。 10年以上前から各地の生協でロングセラーになっている商品ですが、コープ九州での取り扱いは、実は今回が初めての企画です。 原料のいちごは、長崎県雲仙山麓周辺を中心に栽培されている千代田種という一品種のみ。実はこのジャムは、ララコープ(長崎)の組合員が、地元の生産者と産地を応援したいという思いから取り扱いが実現したもの。いちごジャムは、色、香り、甘みや酸味のバランスを考えて、いくつかの品種を混ぜて使うのが一般的ですが、千代田種はそれらすべてのバランスがとれているという貴重な品種。
栽培にも相当な手間と時間がかかるこのいちごを現在、島原半島に点在する20軒弱の生産者が、ハウスを使わず、露地栽培で丹精込めて育てているのです。毎年4〜5月にかけて、完熟した果実をつぶさないようにひとつひとつ手摘みで収穫しなければならない千代田種。収穫後、すぐに砂糖漬けにして冷凍し、素早く日生協の指定工場へ。その後、工場で製造に合わせて解凍して加工されます。
上品な甘さと鮮やかな色、果肉の味わいそのものを楽しめる『日本の苺ジャム』は、ヨーグルトやアイスクリームにもぴったりの、フルーティーなおいしさです。

いちごジャムの製造工程

取材を終えて

ジャムの製造は、基本的に家庭で作るレシピと同じ。鮮やかな色といちごの香りは、低温で短時間の加熱だからこそ保たれているのだそうです。ジャムに最適な千代田種が幻の品種だということにも驚きました。それにしてもこのジャム、本当にいちごのおいしさそのものという感じ。驚くほどおいしいです!(担当S)

 

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