もっちりシコシコの麺と、シャキッと歯ごたえのある野菜。ぷりっとしたえびと、存在感のある豚肉。お店で食べるちゃんぽんと比べても、何らひけを取らないそのおいしさに正直、驚いてしまいました。
家庭ではなかなか出せない、本格的な味わいです。生協では以前からかなりの人気の高い『具付ちゃんぽん』。1年を通してコンスタントに売れていますから、その味は多くの組合員さんもご存じでしょう。
この商品を作っている(株)キンレイは、冷凍麺の製造においては全国でもパイオニア的存在。が、当然、具材にもかなりのこだわりを持っています。「新鮮な野菜を仕入れ、必ずその日のうちに調理します。ボイルではなく、直火で炒めることで野菜のシャキシャキ感を出していて、これがおいしさの秘密でもあるんです」
そうおっしゃる工場長の吉田剛さんの説明にも納得。麺もさることながら、この野菜の歯ごたえこそ、『具付ちゃんぽん』の味を支えているといっても過言ではありません。さらに、えびや豚肉、いか、さつま揚げなど多彩な具材がたっぷり入っていることで、栄養のバランスもしっかりとれます。
作り方のコツは、熱湯でスープをといたら、麺や具材は必ず冷凍したまま鍋に入れること。家で食べるちゃんぽんは、こんなにお手軽で本格的、なのです。
私は大のちゃんぽん好きで、取材先でも頻繁にちゃんぽんを食べています。当然ちゃんぽんにはかなり詳しく（？）、相当うるさい（？）わけですが、そんなちゃんぽんハカセ（！）を自任するワタクシが、取材後にいただいたこの『具付ちゃんぽん』にはかなりの感激を隠せず・・・。取材後、そのまま香川へ行ってうどんを食べまくりましたが、心の片隅にともったちゃんぽんの灯は、消えることはありませんでした。
（担当S）
コープ九州の生活情報誌クリム09年11月号より