黒豚あらびきウインナー

家族をとりこにする、にんじんゴクゴクジュース

 

にんじんの量を増やして、 2種類の果物が新たに仲間入り。
ますますおいしいミッキャロに!!

生協でミックスキャロットが誕生して今年で30年。にんじん嫌いの子どもたちに、その豊富な栄養を何とかしてとどけたい。そんな思いで開発されたミックスキャロットは、香料を一切使っていないにもかかわらず、にんじん特有のクセがなく、マイルドで飲みやすいとまたたく間に評判に。全国の組合員さんに親しまれ続けている、無添加の野菜ジュースの草分け的存在。そんなミックスキャロットがこの4月、新しく生まれ変わりました。
 「ひと口に30年と言いますが、ひとつの商品が30年間も売れ続けるなんて、奇跡に近いくらい、実は相当すごいことなんです」

 

製造元である鰍モくれんで商品開発にたずさわっている副島洋光さんは、いつものようにミックスキャロットをカップに注ぎ、色や香りを確認しながら口に含み、うれしそうにそう言います。今回のリニューアルで、にんじんやフルーツの配合を変えた約20種類もの“にんじんジュース”を作り、周囲の意見を聞きつつ試飲し続けた副島さん。商品をリニューアルする難しさについて、「組合員さんがミックスキャロットに対して持っている、確固とした味のイメージがあります。僕らはそれを踏襲しつつ、現状のものよりさらにおいしくしなければならないし、今の嗜好に合わせて素材や加工にもこだわらなければならない。そういう意味では新商品の開発よりも、むしろリニューアルの方が時間や手間がかかる場合もあるんです」。

 

味をすっきりさせすぎて現状の甘みが失われてしまった。配合を少し変えただけで水っぽくなってしまった。いくつもの壁にぶち当たりながら、ようやく副島さん自身も関係者も、そしてモニターの組合員さんたちも納得できる新生ミックスキャロットを世に送り出すことができました。
にんじんの割合を45%から50%に増やし、より野菜ジュースとしての味わいを明確にしながら、フルーティーに仕上げるために新たにいちごとパイナップルの果汁をプラス。さらにさっぱりと飲みやすくなったミックスキャロットは、組合員さんから公募したかわいいイラストのパッケージにも注目です。

 

ミックスキャロットの製造工程

 

 

コープ九州の生活情報誌クリム10年5月号より

 

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