黒豚あらびきウインナー

家族をとりこにする、にんじんゴクゴクジュース

 

新しく加わった簡易パックなら、湿気に強く、最後までサラサラの状態で使える!

インドネシアやマレーシアなどで栽培されているパームヤシの種から採った油を加工し、洗浄成分(界面活性剤)をつくる。今から、27年前、水環境の悪化を懸念する生協の声から生まれた、植物性の洗浄成分を主体にした『セフター』は、石油系の洗浄成分が多く使われていた合成洗剤の中では、当時としては画期的な商品でした。今では、液体や漂白剤入り、柔軟剤入りなどさまざまなアイテムが増え、相変わらず多くの組合員に支持されているセフターシリーズ。大阪府八尾市の日本合成洗剤鰍ヘ、そんなセフターを製造しているメーカーのひとつです。

 

工場の製造担当の方の説明によると

「パームヤシの種の中には、洗浄成分である界面活性剤の原料になる油が含まれています。この油を絞って、現地で界面活性剤の元の原料にして日本に運び、国内で界面活性剤を作ります。その後、工場で酵素や香料などその他の原料を配合してセフターを作るんです」

 

パームヤシは最初に実をつけてから、約20年は毎年実をつけ、繰り返し油を採ることができます。この油の多くは、食用としても広く使われています。
「この油は再生産が可能で、植物原料を使用することで、大気中の二酸化炭素が増えるのを抑えることもできるのです」

 

毎年、初夏からセフター需要が急増するということで、取材に訪れた日も工場はフル稼働。1分間で50袋という速さで商品がラインに流れてきます。
「水を含む液体の原料と粉末の原料を混ぜて乾燥させ、酵素や香料を加えて粒子を均一にととのえる。ごく簡単に言えばそんな工程です」

もちろん、ひとつひとつの工程には複雑な仕組みがあり、工夫があり、企業秘密があるわけですが、専門的な話はさておき、とにかくセフターは組合員さんの利用に支えられ発売から約30年もの間ずっと製造されているのです。


「さらに、紙箱はどうしても湿気に弱いため、保管中に洗剤が固まってしまうという声にお答えして、袋タイプの簡易パックを発売しました。これならサラサラの状態で使っていただけます」


強い洗浄力が自慢のセフター。その中でも「セフターE」は、使用量は少量ですが、一度使うときっとそのパワーを納得できるはずです。

 

ミックスキャロットの製造工程

 

 

コープ九州の生活情報誌クリム10年6月号より

 

過去の記事を読む