co・op焼おにぎり

表面はパリッ、中はふんわり。この食感、家庭では出せません!

ふっくらと蒸し上がったご飯。成型したてを試食しましたが、まさに炊きたてのおいしさでした!

お米の二度蒸しと二度焼き。
手間をかけたレシピが生む、絶妙な味わい

醤油のタレをスプレーして、2度目の焼き上げ。電子レンジでの加熱を考慮して、焼きすぎないよう注意が必要です。
「家で作るものとは違う、ワンランクアップの焼おにぎりを目指しています」という自信作です。

レンジでチンした熱々の焼おにぎりをさっそくいただいてみましょう。まずはひと口。こんがり焼けたご飯のパリッとした歯ごたえに、香ばしい醤油の味わいがたまらない! 次の瞬間、中から立ちのぼる湯気と同時にお口いっぱいに広がる、ふっくらとした食感。噛むほどにほろりとくずれて、炊きたてのひと粒ひと粒の旨みが押し寄せてくると、これはもう、お米の国の幸福を感じずにはいられません。
この、表面のパリッ≠ニ、中のふわーっ≠ェ絶妙なおいしさを醸し出す『co・op焼おにぎり』。家庭でこの食感を再現するのはかなりの至難の技、ではないでしょうか。
「弊社でも焼おにぎりはかなりの人気で、毎日ほぼ24時間、ラインが稼働しています。1日に約60万個ほど作っているんですよ」と日本水産鰍フ方は説明してくださいましたが、その数はなかなか実感できず…。まぁ、とにかく数えきれない数を生産しているんですね、というわけでさっそく現場へ。
ラインにはほかほかの湯気を上げるご飯が途切れることなく流れています。
「お米は炊くのではなく、蒸しています。蒸気で一度蒸してから水を吸わせてさらに蒸す。この二度蒸しが旨みを引き出しているのです。蒸気なら熱がお米の中までムラなく浸透して、炊いたときのように粒がくずれることもありません」
蒸し上がったご飯に、つや出しと成型時の型くずれを防ぐため、綿実油を噴霧。三角の型に入れて高温の熱風で焼き、醤油のタレをスプレーしてさらに高温で香ばしく焼き上げます。
「手でやさしくにぎるような力加減で成型し、高温で二度焼きすることで、表面はパリッ、中はふんわりの焼おにぎりができあがるんです」
種類は手軽にいただける1個50gのやや小さめと、80gの『大きな焼おにぎり』の2つ。小腹がすいた時にも、主食にも。買い置きがあるとかなり安心な、食卓お助け商品です。

蒸し≠ニ焼き=B2種類の加熱工程がおいしさの決め手

使用する国産米に風を当てたり静電気を使って徹底した異物除去を。
お米を約1時間ほど浸漬して、たっぷりと水を含ませて引き上げます。
蒸したご飯に、つや出しと型くずれ防止の綿実油をスプレー。
醤油にかつおや昆布のエキスを加えたタレを調合します。
三角の型で成型して、タレをつけずにまずは表面を焼きます。
タレをスプレーして二度焼き。短時間でサッと焼くのがコツ。
焼き上げ後、スピーディに冷凍。旨みを逃がしません。
冷凍焼おにぎりをていねいに素早くトレイに載せてパッケージ。
ひとつずつ取り外しやすいトレイ。このまま立ててレンジに。
八王子市の郊外で、ひときわ目立つ巨大なニッスイの工場。

コープ九州の生活情報誌クリム13年6月号より

 

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