セフターエナジー抗菌・防臭

ロングセラーのセフターに、さらに頼もしいアイテムが仲間入り!

パームヤシは約20年間、肥料を与えなくても実をつける優秀な木。植物の利用は二酸化炭素の増加を抑えることにも。写真はパームヤシの種で、この種の核油がセフターの原料の一部になります。

コンパクトタイプですすぎは1回。
さらにエコでパワフルな洗浄力

8種類の原料を巨大なタンクに6工程に分けて投入し、撹拌します。
コンパクトタイプなので置く場所を選びません。

コープ商品の中には、その代表格ともいえるいくつもの超ロングセラーがあります。衣料用洗剤の「セフター」もそのひとつ。多くの食品と同様、この商品にも生協ならではの優れた特長を備えていますが、まず挙げられるのは、含まれている界面活性剤の主原料に、石油ではなく植物油を使用していること。セフターエナジー抗菌・防臭の場合は、植物原料比率が27.8%です。潟Rープクリーンの前田忠さんは言います。
「石油は枯渇資源ですが、パームヤシ油は繰り返し生産できます。セフターは環境に配慮した商品として、ボルネオのパームヤシの森を守るキャンペーンも行っているんです(詳しくは下記を)」
この界面活性剤は、洗剤成分が二酸化炭素や水などの無機物に分解されやすい高級アルコール系。生協が早い時期から環境に取り組んでいたことに驚かされます。
さて、そんなセフターシリーズにこの春、「セフターエナジー抗菌・防臭」が仲間入りしました。場所をとらないコンパクトサイズで、少量でもパワフルな洗浄力を発揮。すすぎは1回で充分というさらにエコなタイプです。
「抗菌効果によって細菌が増えるのを抑えられるので、汗や皮脂が臭いのモトになりにくく、防臭効果にも優れています」
ちなみに、よくプールに行くという前田さん。濡れたバスタオルを一定の時間放置してもイヤな臭いがなく、ローズマリーのさわやかな香りが持続していることで、この商品のよさを自ら実感したのだとか。なるほど、決して強すぎない、清潔感あふれる香りも印象的です。
ところで、読者の皆さんは、洗濯を重ねた衣類の色合いが気になることはありませんか? もうひとつ忘れてはならないセフターの特長は、蛍光剤を使っていないところ。蛍光剤とは生地の白さを際立たせる染料のようなもの。つまり、セフターは生成りやジーンズなどの衣類を、本来の色合いのまま着続けることにも一役買ってくれるというわけです。

コープの洗剤は、ボルネオの緑を守るキャンペーンを行っています!

セフターをはじめとする全12アイテムのコープの洗剤を1品購入するごとに、1円をNPO法人ボルネオ保全トラストジャパンに寄付しています(10月20日まで)。この団体は、ボルネオの熱帯雨林を再生させることで生物多様性を守る『ボルネオ緑の回廊』プロジェクトの活動を行っており、コープでは昨年も総額約387万円を寄付しています。

ほのかな洗剤の香りに癒される、セフターの製造工場

界面活性剤などいくつもの原料がドラム缶に入って工場に搬入。
それぞれの原料をタンクに入れて温度や回転数を調整しながら撹拌。
タンクの中には大きな羽根が回ってしっかり撹拌されています。
でき上がったセフターは、充填される前に屋外で一時保管されます。
この日の製造は詰め替えタイプ。紙パックを組み立て同時に中身を充填。
完成した商品に日付の印字をすれば完成。1分に33本できる早さ!
6本ずつ段ボールの箱にセットして保管。出荷を待ちます。

コープ九州の生活情報誌クリム13年10月号より

 

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