胡麻は製造の直前に加工を開始。つぶ感を出すためにあえて粗くすります。すりたての胡麻のいい香りにうっとり!
葉野菜に根菜、豆類、海藻や海老、薄切り肉…。どんな素材を使ったサラダにも、ぴったりハマるその味わい。クリーミーでマイルドな酸味、さわやかな風味、そして深い深い胡麻の香り。決して大げさでなく、きっと毎日サラダが食べたくなる! そう思わせてしまう「コープ深煎り胡麻ドレッシング」。おなじみ、フンドーキン醤油鰍フ自信作です。
「胡麻ドレッシングと言えば今でこそ各メーカーから出ていますが、実は’92年にうちが日本で初めて全国展開したんです」
その後’96年にコープ商品として開発して売り出したところ、あっという間に人気商品に。以後、全国の多くの組合員の家庭であらゆるサラダの立役者として君臨しています。そんな胡麻ドレ≠フ特長は、ボトルに入った中身を見ればひと目でわかる、ごまの量。
「全体の約1割を胡麻が占めています…と言ってもピンと来ないかもしれませんが、これは他社のものと比較してもかなり多いんですよ」
とにかく胡麻にこだわったこの商品、製造工程を見学して、その手の込みようがよくわかりました。
使用する胡麻はこうばしい香りが際立つ深煎りを使用。大切な香りを逃さないよう、製造の直前にすります。すった胡麻の半量は香りを出すために油とともに加熱殺菌。そして半量は、醤油や砂糖などを加えて混合し、さらにしっかり細かくすりつぶすミクロカットによって、なめらかな液状にしてタンクに投入。手間ひまかけた2種類の胡麻の加工こそ、この商品のおいしさの決め手なのです。
そしてもうひとつ、胡麻ドレにまろやかさとさわやかさを添えているのが、隠し味に加えたりんご酢。
「マヨネーズベースの濃厚な味がマイルドになるし、ほのかな酸味と甘味もりんご酢ならではの味わいなんです」
肉や魚のムニエルなど、サラダ以外にもいろいろ使える胡麻ドレ。ドレッシングを超えたドレッシングと言えそうです。
コープ九州の生活情報誌クリム14年3月号より