チョコアイスボール

人気ナンバーワンの冷菓を、粒数と価格はそのままでリニューアル

右写真:フリーザーへ入っていくアイスミックス。1時間にできる数はなんと約36,000個だそうです。
左写真:トロ〜リとしたチョコレートをコーティングした後、さらに凍らせれば完成です。

コクがありながらもしつこさの残らない、
後味すっきりのおいしさ

器に盛り、ドライフルーツやアラザンなどでおめかし。ちょっとオトナなトッピング。
子どもたちには、生クリームやフルーツを飾ってピックを。ホームパーティにもぴったりのアレンジ。

オハヨー乳業株式会社の工場に入った途端、チョコレートの甘〜い香りに包まれました。目の前の製造ラインでは、次々にできてます、チョコアイスボール。乳製品や糖類などの原料を撹拌した、アイスクリームの元となる“アイスミックス”。凍る前のクリーム状のアイスミックスが、金属の管から1個分ずつ押し出され、ライン上に整列しながら今まさにフリーザーへ。
この日の製造はミルクチョコということで、アイスミックスはほんのりココア色。「co・opチョコアイスボール」は他にバニラとストロベリーの3種類の味が楽しめますが、製造は効率を考え、ひとつの味を数日作ったら他の味にチェンジするという作業だそうです。
生協の冷菓の中でも人気ナンバー1の商品ですから、多くの方はすでにその味をご存知だと思いますが、この4月、素材の配合をリニューアル。60粒の粒数はそのままに、規格はアイスクリームからアイスミルクへ変更になりました。新たに植物脂肪などを加えてコクを出し、アイスクリーム規格のクリーミーな味わいに近づけるよう配合を考慮。もちろん、価格は今まで通りの据え置きに。チョコアイスボールファンにとってたっぷり食べることができるボリュームは変わらず、コクがありながらも、しつこさの残らない、後味すっきりのおいしさを楽しむことができます。
パキッとした歯ごたえのコーティングチョコは、ほんのりビターな味わい。中の滑らかなアイスが甘くひんやりお口に広がります。確かにミルキーなコクはありながら、さわやかな後味。もう1個また1個と後を引くおいしさも変わりません。
「このタイプのアイスクリームは、どうしてもチョコレートの味が濃厚で口に残るので、中身のアイスクリームとのバランスが難しいんです」
外側のチョコに負けないくらい、中身もほどよく味を主張するためにはどうすればいいか。大きすぎても食べづらい、小さすぎると満足感が足りない。形、サイズ、味…試行錯誤を重ねてようやく完成した現在のチョコアイスボールです。
これからの季節に嬉しい冷たいおやつ、冷凍庫にぜひストックを!

クリームチーズや脱脂粉乳などの乳製品に、糖類を加えたアイスミックス。
トロリとしたクリーム状のアイスミックスが、1個分ずつ出てきます。
整列したアイスミックスは、ラインにのって-40℃のフリーザーの中へ。
15分後、フリーザーから出てきたアイスミックスはカチカチに凍っています。
そしてチョコレートのコーティングへ。トロトロのチョコ、美味しそう!
コーティング後、再びフリーザーで凍らせれば、いよいよ出来上がりです。
仕分けされた3種類の味をそれぞれ20粒ずつ、包装機で袋詰めします。
完成しました! 袋がよれてないか、きれいに閉じられているかをチェック。

コープ九州の生活情報誌クリム14年5月号より

 

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