収穫したての大豆もやしは、ご覧の通り、みずみずしくシャキッと。
自画自賛になってしまいますが、生協には本当に便利なモノがあります。「献立に困ったらこれ!」「すごく助かるのよね」「よくもこんなアイデアが」など、思わずうなるコープ商品の数々。今回ご紹介する「ビビンバの素」もまさにそんな、献立お助け系アイデア商品のひとつ。
おいしいけれど、家ではなかなか作らない。あくまで外食時に食べるメニュー。ビビンバはたぶん、そのような位置づけではないでしょうか? ところがこの商品は、あったかいご飯にパパッと混ぜるだけ。さらにフライパンで炒めるといっそうおいしい!味はもちろん、具にもこだわり、生協ならではの工夫もプラス。本格的なビビンバがこれほど簡単にできるとなれば、ビビンバは家庭料理としての地位を間違いなく獲得できるはず。
というわけでさっそく、製造元のイチビキ株式会社へ。大豆もやしににんじん、ぜんまい、山せり、きくらげ。カットやボイルを施した5種類の具材に、唐辛子やごま油などを加えてしっかり撹拌。規格の分量ずつ調味液とともに密封袋に充填してレトルト殺菌機にかければ完成です。
決して複雑な工程ではありませんが、実はこの商品には驚くべきこだわりが。なんと、自社で大豆もやしを栽培しているのです。
「大豆もやしは普通のもやしより高価なんです。でも、豆の部分のコリッとした食感ともやしのしゃきしゃき感こそこの商品の身上。おいしさを際立たせる新鮮な大豆もやしとなると、これは自分たちで作るしかない! と」
製造工場から車で約10分のところにあるもやしの栽培工場には、明日の出荷を待つ大豆もやしが大きな四角い枠の中にびっしり。ピンと張った根がしっかり太く、みずみずしく伸びたもやしは、普段よく目にする市販の袋入りのものとは明らかに一線を画していました。なるほど、「ビビンバの素」のおいしさの素はこのもやしにもあり、というわけです。
別添のコチュジャンで辛味を調整できるのも、コープ商品ならではの工夫。子どもやお年寄りのいるご家庭にもぜひ、おすすめです。
さらに、イチビキ株式会社の担当者の方もおっしゃいます。
「ご飯とビビンバの素を混ぜてフライパンやホットプレートで炒めれば、石焼ビビンバ風になります。おこげを作ったり、卵を入れればさらに本格的です」。
コープ九州の生活情報誌クリム14年6月号より