鶏ごぼうピラフ

発売以来、常に上位の人気。5種類の具材がうれしい和風ベースのピラフ

大きな平釜から漂ういい香り! 醤油ベースの調味液で、しっかり味つけしています。

九州産若鶏と国産の生鮮ごぼう、
黄金のコンビが人気の秘密

刻んだいんげんとにんじん、炒り卵を均等に混ぜ合わせて容器に移し、後でピラフに混ぜ込みます。
レンジで温めるだけ。火を使わないから、お年寄りや子どもたちにも安心です。

醤油ベースで味つけしたご飯に、しっかりとした存在感をみせる鶏肉とごぼう。彩りを添えているのはいんげん、にんじん、炒り卵。ピラフとは言うものの、どちらかというと和風味の炊き込みご飯のような味わいの「鶏ごぼうピラフ」。えびピラフやチキンライスなど、JAフーズさがが手がける5種類のピラフシリーズの中で、高菜ピラフと並んで最も人気の商品です。コープ商品として約10年前に発売を開始して以来、大きなリニューアルはしていないにもかかわらず、変わらぬ支持を得ている実力派。レンジで温めるだけの手軽さは、春休みのこの時期、子どもの食事にもぴったりではないでしょうか。
工場の製造ラインには、食欲をそそる醤油のいい香り! 工場長が指差す大きな鍋の中に、鶏肉とささがきごぼうがぐつぐつ煮えたっていました。
「具材は、鶏ムネ肉にごぼう、いんげん、にんじん、卵を使用。鶏肉は九州産で、JAフーズさがの工場から仕入れています」
別のラインでは、サイコロ状に切ったにんじんと輪切りのいんげんを軽くボイル。炒り卵と混ぜ合わせて、3種の彩り具材<Zットを作ります。
このように具材を揃える一方で、ご飯の準備も着々とすすんでいました。各地から仕入れた国産米を洗って水に浸けた後、巨大な蒸し機で蒸し上げます。
「この工程にもかなりこだわっていて、一度、蒸して熱湯に浸け、さらに蒸すという2段階の“蒸し”を行います。こうすることで、ふっくら、パラリとした食感に仕上がるのです」
蒸し上げたご飯に、醤油やかつおだし、砂糖などを混ぜ合わせた調味液で味つけしたところで、いよいよご飯と具材をミックス。まずは炒め煮にした鶏肉とごぼうを合わせ、一旦、冷却。その後、彩り具材を合わせて急速冷凍すればできあがりです。彩り具材を、あえて冷却したご飯に加えるのは、オレンジや緑の鮮やかな色がにごらないようにとの配慮から。細かい気配りもうれしいですね。
「いただく際、少し時間に余裕があるなら、フライパンで炒める調理法もぜひ試してみてください。より風味が増して、パラッとした食感のピラフができあがりますよ」
組合員からのアレンジアイデアとして、味をつけた油揚げでピラフをくるんだ鶏ごぼういなりもおすすめです。

サイコロ状にカットされて入荷したにんじん。いんげんも同様に、軽くボイルして冷却します。
いんげん、にんじん、炒り卵をミックス。色が変わらないよう、最後にピラフに加えます。
鶏ムネ肉とごぼうは、油で炒めた後、調味液を加えて煮込み、しっかり味つけします。
お米は洗った後、約70分間、水に浸けてから蒸します。写真は、これから蒸し始めるお米。
これが巨大な蒸し機。中を見ることはできませんが、約30分かけて蒸し上げていきます。
蒸したご飯に調味液で味つけし、炒め煮の鶏肉とごぼうを手でのせていきます。撹拌は後ほど。
鶏肉とごぼうが混ざった状態。これで、一旦、冷却。いんげん、にんじん、炒り卵を加えます。
−42℃設定で5分間、急速冷凍。この後、さらに全体をほぐしてから、袋詰めして、完了です。
金属探知機、エックス線での入念な異物チェックを経て箱詰め。各生協へ送られます。
箱詰め作業は、完成した商品のパッケージをていねいに目視で検品しながら行われていました。

コープ九州の生活情報誌クリム15年3月号より

 

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