すべての材料をタンクの中に入れた後、担当者が撹拌の状態をしっかりチェック。
コープのりんご酢は、ジュース感覚で飲める清涼飲料です。商品名だけ見ると、料理に使う、いわゆる調味料としてのお酢かな? と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。冷たい水や炭酸で4〜5倍程度に薄めて、氷を浮かべてゴクゴクゴク。おいしいんです! これが。ほどよく甘くてまろやかな酸味があって、フルーティなりんごの風味がさわやかで…。
そして、なんといってもお酢≠ナすから、体にもとてもいいわけです。胃腸の調子を整える、消化吸収を助ける、疲労回復効果があるなどなど、お酢の効能は先月号の料理特集でもご紹介した通りです。
さらに、このりんご酢には、健康を考えていくつかの材料をプラスしています。はちみつ、クロレラ抽出液、ローヤルゼリー、高麗人参エキス、ビタミンC、ビタミンB2・B6、カルシウム。どうです? これぞ立派なヘルシードリンクと言えるのではないでしょうか。
製造元は、大分県由布市内にあるヨーグルトン乳業。生協仕様の甘味料にこだわり、約10年前にコープブランドでの発売となりました。
工場に伺ったのは6月初旬。夏に向けて需要がぐんと伸びるということで、製造もそろそろ佳境に入るころ。ピカピカのステンレスタンクや管が複雑に入り組んだラインではありますが、製造はとてもシンプル。お酢メーカーから仕入れたりんご酢をベースに、はちみつやクエン酸、りんご酸などを投入。青森県産のりんご果汁を入れ、クロレラやローヤルゼリーなどを次々に加え、さらにりんご酢のフレーバーをプラスして約5分間ほど撹拌。最後に糖度を調整すれば完成という、わかりやすい工程でした。
さて、りんご酢はドリンクではありますが、たとえばドレッシングを作る際、お酢の代わりに加えたり、醤油と合わせて野菜の酢漬けに使うなど、調味料としても非常に重宝です。
デザートでいただくなら、牛乳で割るとトロリとしたヨーグルト風。季節のフルーツを加えてゼラチンで固めれば、見た目も涼やかなゼリーのできあがり。焼酎の水割りに入れて、りんご酢酎ハイもおすすめです。
この時期は、たっぷり作って冷蔵庫にスタンバイしておいてはいかがでしょうか。朝食に、おやつに、お風呂上りに。子どもたちにもぜひ、おすすめしたい、夏のヘルシーな1杯です。
コープ九州の生活情報誌クリム15年8月号より