小麦粉を薄く、均一にまぶします。素早く、でもていねいな作業です。
1袋にピーマンを4個使用。赤や黄色のパプリカを入れると彩りよく仕上がります。

おかげさまで、この商品は組合員さんにもとても好評のようで、ありがたい限りです。
ピーマンだけ用意すればいいのがうれしいですね。たれがやや甘めなので、ピーマン嫌いの子どもでもぱくぱく食べられるでしょう。
醤油ベースに生姜やにんにくなどを加えた、ご飯に合う味つけです。
そしてなんといっても、国産豚肉を使っているのが特長ですよね。
うちは創業以来およそ70年、豚肉を中心に食肉業を営んできましたので、肉にはかなり力を入れているんです。餌や肥育環境、健康な血統にこだわった上質な肉を仕入れています。
昨年、お肉の切り方をリニューアルしたおかげで、豚肉のおいしさがより際立つようになりました。
肉の厚さを5oから7oに変更することによって、より肉の存在感が増したのではないかと。

製造ラインにて

まずは、肉の加工ラインからご案内しましょう。塊で仕入れた、うで肉やもも肉を7oにスライスして、それをさらに細長くカットします(@A)。
すごくきれいなお肉!
余って冷凍した肉を使っているわけではありません。何度も言うようですが、品質には自信があります!
先ほどのお話の通り、豚肉へのこだわり…豚肉への愛ですね(笑)。
細切りした肉は別のラインに移して、素早く小麦粉をまぶします(B)。何気ない作業のようですが、これが意外と難しいんですよ。まんべんなく、ダマにならないように…。
ほんとに、とてもていねいな手作業ですね。
小麦粉をまぶしたお肉は別のラインに運んで、130gずつ計量して袋に入れ、密封します。驚かれると思うんですが…、じつは計量も袋詰めも、うちでは基本、すべて手作業なんです(CD)。
確かに。普通はここ、機械ですよね。それにしても、従業員の方の動きには圧倒されます。素早く計量したお肉をボウルに入れて、袋入れの担当の方に渡して、その方がササッと袋に入れて…。作業の速さ! 見ているだけで目が回りそうです。
ちなみに、たけのこも同じ動きの作業なんですよ(笑)。カットしたたけのこを入荷後、サイズなどを入念にチェックしてから計量、密封します(E)。
袋に入れたお肉とたけのこ、たれの3種類を外袋に入れてできあがり。なんと外袋の封入も手作業?(F)
製造している商品の規格がバラバラなので、ひとつの商品のために機械化できないというのが正直なところなんですが。
人手がこんなにかかっていることに、感動しました。

事務所に戻って試食

どうぞ試食してみてください。
いただきます! うん、やっぱりお肉がすごくおいしい。やわらかくて、でもしっかりとした味わいがあります。たれの味ともマッチしていますよね。これはやっぱり、ご飯がほしいところです(笑)!
社長曰く、うちの豚肉は「肉に力のある豚肉」だとよく言います。
お弁当にもいいし、この時期ならビールもすすみそうですね。
新潟から九州へ、これからもおいしさをお届けしたいです。そして、震災に遭われた熊本と大分の組合員の皆様にも、遠くからではありますが、一日も早い復興を願っています。
ありがとうございます
松井利直社長が、豚肉へのこだわりを熱く語ってくださいました。
まずは応接室で会社の概要と商品の説明を。左から営業部長の川島正也さん、常務の松井洋さん、パック部課長の大竹新司さん。
小麦粉をまぶした豚肉をボウルに入れ、130gずつスピーディに計量します。
計量した豚肉を、袋に入れるのも手作業です。
中国から仕入れた細切りのたけのこも、検品後、豚肉と同様に袋詰めに。
豚肉、たけのこ、たれ。3種類の袋をまとめて外袋に入れるのも、手作業なのでした。
塊で仕入れた国産豚肉を、まずは7mmにスライスします。
スライスした豚肉を、均一に細切りに。
1時間に一度、担当の従業員が工場内を回って、一人ひとりの作業服のローラーがけを。
開発室の方が、試食用の青椒肉絲をていねいに作ってくださいました。とてもおいしかったです。
社員の方々から、被災者の方に心温まる寄せ書きをいただきました。ありがとうございます!

コープ九州の生活情報誌クリム16年7月号より

 

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