コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

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理事長挨拶

理事長挨拶


生活協同組合連合会
コープ九州事業連合
代表理事 理事長 江藤 淳一

2022年度も自然災害(地震・豪雨・台風など)の多発・恒常化や新型コロナウイルス感染症の長期化、高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の発生、さらには自国第一主義国家による平和を脅かす暴挙やこれらが複雑に絡み合っての円安、エネルギー高騰などで、光熱費や物価の上昇が続き、組合員の生活へも大きな影響を与えています。

コープ九州の事業でも自然災害での交通遮断により商品がお届けできない曜日が発生したことや、高病原性鳥インフルエンザの影響により卵の取り扱いができないなど、組合員のみなさまへ多大なご迷惑をお掛けしました。あらためて、この場をお借りしてお詫びを申し上げます。

また、組合員の日々のくらしの厳しさと同時に、事業経費の高騰(原材料・人件費・物件費など)に加え、少子高齢化・人口減少・労働力不足など国内の社会的構造変化も重なり、農畜水産業含めた生産の現場や企業の事業経営も大変厳しい状況が続いています。

協同組合の事業・活動においては「命とくらしへの不安」「コロナ禍での地域・世代間、業種・企業や雇用形態での格差の拡大」「長期化する自然災害によるダメージ」「温室効果ガス削減目標の具体化」「激変する貿易環境や小売再編」「第一次産業の衰退」など、山積する課題への対応には協同組合の真価が問われているといえます。

協同組合としての役割を発揮するためには、我々は生協固有の価値を創造して地域に寄り添い、そこに暮らす人々に選ばれるための新たな改革も必要です。同時にこれらは単独では乗り越え難い課題ですが、九州での多様な協同組合間のつながりを活かし、連携して一つひとつの課題に取り組んでいくことで、私たち生活協同組合が九州各県での目指す地域と社会づくりに貢献していきたいと考えています。

コープ九州としても引き続き「平和とよりよき生活」、「誰もが安心してくらし続けることができる持続可能な地域」の実現に向けて、会員生協との連携はもちろんのこと、地域の行政や諸団体とも連携して、協同の力で具現化していく、そんな生協としての役割発揮を目指します。2023年度も宜しくお願いいたします。

2023年6月

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