コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

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2024年01月05日

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます
2024年も元日から能登半島中心にした震度7の地震に襲われ、多くの人々が被災され、また避難生活を余儀なくされていることに心を痛める年明けとなっています。
お亡くなりになられた方々にご冥福を申し上げますとともに被災されたすべてのみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

2023年も自然災害(地震・豪雨・台風・積雪など)に加えて、12月も季節の変わり目がはっきりしない高温や寒暖差など気象観測史上初というニュース報道が連発する異常な毎日が続きました。
また高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の発生、さらには北朝鮮やロシアなど自国第一主義国家による平和を脅かす暴挙、またパレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルとハマスによる大規模な武力衝突により罪もない子どもや市民の多くが犠牲となる人道的危機に瀕している状況が続くなど、平和に対して心を痛める毎日が続いています。
日本でもこれらが複雑に絡み合っての円安やエネルギー高騰、事業経費の高騰(原材料・人件費・物件費など)で、物の値段は高止まりしていて組合員の生活への不安と暮らしの厳しさは増すばかりです。
そして少子高齢化・人口減少・労働力不足など日本特有の構造的課題も重なり、農畜水産業含めた生産の現場も企業も存続の危機にさらされていて、将来展望が見えない不透明な状況が続いています。

協同組合の事業・活動においても「命と暮らしへの不安」「アフターコロナの中での人流や商流の激変」「地域・世代間、業種・企業や雇用形態での格差の拡大」「医療現場の疲弊」「温室効果ガス削減目標の具体化」「激変する貿易環境や小売再編」「第一次産業の衰退」等など、これらの変化する課題への対応に協同組合の真価が問われているといえます。

「誰もが安心してくらし続けることができる地域」の実現に向けて、協同組合としての役割を発揮するために、我々は生協固有の価値を創造して地域に寄り添い、そこに暮らす人々に選ばれるために自らの改革も必要です。
そのためにも会員生協とともに変化の激しい組合員の暮らしの困りごとや期待を深く掘り下げ、その解決のための具体的行動のスピードアップが求められています。
引き続きお取引先の皆様のご協力も頂きながら、会員生協の事業と組合員の暮らしにさらなる貢献ができるように進めていきたいと考えます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

生活協同組合連合会 コープ九州事業連合
代表理事 理事長
江藤 淳一

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