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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム17年5月号より)

レンジで簡単9種の具材の焼ビーフン200g×2

取材協力/ケンミン食品株式会社(工場/兵庫県篠山市) 
撮影/久保成人(St.Séek)

栄養と彩りを考えた9種類もの具材がうれしい、冷凍麺類の大人気商品。
おいしさのヒミツは直火炒めにあり

1食分(200g)ずつ計量。目視での確認も同時に行います。

ボリュームたっぷり!の焼ビーフンに大満足です。

製造メーカーに聞きました!
ビーフンも同じ工場で製造しているんですか?
ビーフンは弊社のタイ工場で作っています。200種類のタイ米の中から4種類を厳選して、歯ごたえや太さ、味わいなどを吟味して作り上げためんです。
具材の配合量の割合を教えてください。
もやしが一番多くて、次に豚肉とキャベツ、そして玉ねぎ、残りの野菜が後に続きます。赤ピーマンやきくらげは彩りの上でも欠かせない具材です。
味つけの工夫は?
味つけはオイスターソースをメインに、醤油、砂糖、塩などの調味料を使っています。さっぱりしていながら素材の味をいかす奥深い味にこだわりました。
具材はどのような状態で仕入れていますか?
小松菜と赤ピーマンは冷凍のもの。それ以外の野菜は生のフレッシュな状態でこちらに届きます。きくらげは乾燥したものを工場で戻して使います。
レシピの要となる部分というと?
野菜やビーフンを炒める工程です。当社ではあえて直火で炒めて、野菜のシャキッとした食感や香ばしさを出しています。先に野菜をしっかり炒めてビーフンを投入し、両方をしっかりと炒め合わせます。これで野菜の旨みがビーフンにしっかり絡むんです。
おいしい食べ方のコツは?
パッケージにも書いてありますが、レンジで温めた後、時間があればフライパンでサッと炒めると、よりできたてのおいしさが味わえます。

「生協の焼ビーフンの特長は、とにかく野菜をたくさん食べられるところ。だったらとことん種類を増やそうということで、この商品は6年前、それまで4種だった具材を9種に増やしたんです」
もやし、豚肉、キャベツ、玉ねぎ、小松菜、にんじん、ピーマン、赤ピーマン、きくらげ。なかなかうれしい野菜その他の具材ラインナップ。
「これだけの具を家庭で揃えるのは、なかなか大変でしょう」
そう胸を張るケンミン食品の担当者。確かにその通りです!
商品の発売は今から30年近く前。今もその人気は変わらず、冷凍麺類の売上ではつねに上位にランクイン。簡単なひと手間でバランスよく栄養が摂れるし、米のビーフンは日本人の口に合うし、かさばらないので場所をとらずにストックできるし。忙しい日々の食卓で大助かりの存在なのです。
そしてもちろん、ロングセラーのヒミツはさまざまな製造工程にも。野菜やビーフンの炒め方、味つけ、冷凍の技術と、日本を代表するビーフンの製造メーカーならではのワザが詰まった商品づくりが工場で展開されていました。

野菜はカットしたものや冷凍のものなど、それぞれ使いやすい状態で入荷。

すべての野菜を、細かく検品しながら1回に調理する量ごとに仕分けます。

まずはビーフンを熱湯で茹で、水で洗って表面のぬめりを取ります。

大きなドラム缶のような機械に油を熱し、野菜を入れてしっかり炒めます。

直火で炒めることによって、野菜の歯ごたえと香ばしさが出ます。

火を止めてビーフンと調味料を入れ、野菜とビーフンを炒め合わせます。

完成しました! 色とりどりの具材がしっかり混ざっています。

1食分(200g)ずつ計量。目視での確認も同時に行います。

量の偏りを防ぐため、豚肉は別に炒めた後、1食分ずつの計量後に投入。

1食分ずつパッケージします。

トンネルフリーザーで20分間、急速冷凍し、できたてをキープ。

コープ九州の生活情報誌クリム17年5月号より

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