コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム17年8月号より)

フレンドリーバナナ(フィリピン産)

取材協力=トライスター社ビスカヤ農園(フィリピン・ミンダナオ島)ほか 
撮影=井上嘉博

知恵と工夫を凝らした栽培でフィリピンから届く、人気のフレンドリーバナナ

生産者に聞いてきました!
栽培規模はどれくらいですか?
フレンドリーバナナの園地は115ヘクタール(ヤフオクドームの約6・8倍)と広大な広さを誇ります。農園では、他のバナナからフレンドリーバナナへの害虫の侵入や農薬の飛来などを防ぐため、周囲75メートルの緩衝地帯を設け、水路や公道を造ってフレンドリーバナナの園地をしっかりと囲んでいます。
やはり土づくりが栽培の要でしょうか
そうですね。当社のたい肥は自然由来にこだわっています。とくにミミズたい肥。ミミズが土の中で分解した有機物は健康なバナナの生育を助けます。ミミズたい肥は、他社ではなかなかないと思います。他にも、鶏糞、泥炭、さとうきびの搾りカス、米のもみ殻を燃やした灰などを使用しています。このようなたい肥こそ、コクのあるおいしいバナナを作るために欠かせないものです。
害虫駆除にも工夫が必要だそうですね?
バナナの天敵といえばゾウムシやカイガラムシ。農薬を使わずにこれらの害虫を駆除するために罠を仕掛けたり、天然成分で作った駆除剤を散布しています。また、フレンドリーバナナ園内には自生のカエルが多くいます。

生協がでしか手に入らない『フレンドリーバナナ』。まろやかな甘さと香り、程よい粘りが人気の商品です。フレンドリーバナナの輸出が始まったのは今から24年前。有機質肥料を使う、これまでのバナナの栽培の常識をくつがえした農法で生まれたこのバナナは現在も、フィリピン・ミンダナオ島にある広大な農園で、現地の人々の手によって大切に生産されています。農園を訪ねてみると、自然を最大限に生かし、数々の知恵と工夫を凝らした栽培に、生産者の並々ならぬ熱意を感じました。

プレーンヨーグルト脂肪0(ゼロ)450g

取材協力=やまぐち県酪乳業株式会社(山口県下関市)
撮影=久保成人(St.Séek)

脂肪ゼロなのにコクがあって食べやすい。
デザートや料理にも使えるヘルシーヨーグルト

製造メーカーに聞きました!
どんな乳酸菌が含まれていますか?
主なものはビフィズス菌です。乳酸菌は悪玉菌を抑えて腸の働きをととえる作用があるとされますが、胃酸に弱いので、胃酸が強くなる空腹時は避けて食べた方がいいと言われています。
脂肪をほぼゼロにするのは技術的に難しいことなのですか
はい。脂肪はおいしさにもつながるので、どうしても味に影響が出てしまうんです。脂肪分がなくても、普通のヨーグルトと同じようにコクと味わいのあるものに仕上げるにはいろいろな技術が必要。試行錯誤の連続で完成しました。
ダイエットを意識している方にもいいですね
乳製品はカルシウムを補うためにも必要ですが、どうしてもカロリーが気になるという方も多くいらっしゃいます。そんな方にも安心して食べていただけますね。スイーツにはもちろん、甘くないので料理に使ってもいいと思います。

 酸味が少なく、まろやかな味わい。脂肪ゼロにもかかわらず適度なコクがあるので、そのまま食べてもおいしい。甘味がないので料理にも使いやすい。『プレーンヨーグルト脂肪0(ゼロ)』は、昨今の健康ブームにのって人気をのばしています。
「味わいにいかに影響せずに脂肪を排除するかが、開発時の大きな課題でした」
 そう語る製造元・やまぐち県酪の担当者。何度も試行錯誤を重ね、今では生協の人気ヨーグルトに仲間入り。多くの組合員に支持されています。

コープ九州の生活情報誌クリム17年8月号より

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