コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

検索

おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム17年9月号より)

骨取りさばフィーレ 3枚(270g)

取材協力/煙台海傑食品有限公司(山東省煙台市)、東洋水産株式会社

大西洋で夏から秋にかけて漁獲されたノルウェーさばを、鮮度を保って骨取り加工した人気商品

見てください、この脂のりのよさ!
シンプルに焼き魚でも、もちろん、いろいろな料理にも。

製造メーカーに聞きました!
さばはどこで漁獲しているのですか?
漁場は大西洋北部のノルウェー沖です。 一帯を回遊しているさば(大西洋さば)を、旬の時期でもっとも脂のりがよい8月〜11月にノルウェー沖で漁獲します。
漁獲したさばが工場に到着するまでの流れは?
大型の巻き網船で漁獲したさばを冷却し、鮮度を保ったまま運搬船で運びます。その後、凍結工場の岸壁に運搬船を横付けし、ポンプを利用して工場内に運搬。船と凍結工場は直結しているので、外気温などに影響されることが少なく、鮮度はしっかり保たれています。さばは工場内で速やかにサイズごとに選別されて箱詰め、急速凍結を経て原料になります。
おおまかな加工の流れを教えてください
凍結されたさばは冷凍コンテナで中国の協力工場へ運搬。まず解凍して頭と内臓を除去し、三枚におろして骨取りします。骨取りには熟練の技が必要ですが、中国・山東省にある協力工場は設立以来、骨取り作業のみに特化。優れたノウハウを駆使した安全で安心な加工に定評があります。
塩分はどれくらいですか?
塩分は約1.5%と薄味です。加工したさばを塩水に漬けることによって、均一な味わいに仕上げています。
凍ったまま調理できますか?
調理の4〜5時間前に内袋のまま冷蔵室に移し、自然解凍することをおすすめします。急いでいるときは流水解凍でもかまいません。半解凍の状態の方が切りやすく、調理もしやすくなります。

食べにくい、食べさせにくい、料理しにくい、生ごみが出る。おいしいし、豊富に含まれる栄養のこともわかってはいるけれど、魚の調理にはどうしても二の足を踏んでしまう…。その大きな原因となっているのが、骨。生協では、そんな〝魚の骨問題〟を解決すべく、今から約20年前に『骨取りさばフィーレ』を発売しました。骨をきれいに取り除いているため、高齢者や子どもにも食べやすく、調理も簡単。少しでも多くの組合員にもっと魚に親しんでもらうためにと、満を持して開発した商品です。
骨取り加工は完全には機械化できず、工員の手作業に頼っています。そのため、安価な人件費でまかなえるとして、加工は中国の山東省にある協力工場が請け負っています。
夏から秋にかけて漁獲される旬のさばを漁獲後、船と直結した凍結工場へスピーディに運搬し、急速凍結。原料を中国の加工場へ運び、そのつど解凍したものを三枚におろして、ていねいに骨を取り除きます。
個包装で、あらゆる調理に必要な分だけ使える便利さ。まずは焼き魚で、脂のりのいいジューシーなおいしさを味わってください。

原料のさばは、運搬船からポンプを使い、鮮度を保ったまま凍結工場のラインへと運びます。

中国の加工場では、凍結したさばをたっぷりの水の中で解凍してから加工します。

解凍しすぎていないか品温チェック後、まずは頭と内臓を取り除きます。

1尾ずつていねいに三枚おろしに。この日はコープ九州・水産商品部の池田部長が作業を確認。

三枚におろした魚の骨を、包丁でていねいに除去。熟練の技が必要です。

骨が完全に取れているか、異物が付着していないかなどを目視と触手で確認。

塩水に漬け、全体にまんべんなく薄い塩味をつけて水切りします。

塩水から引き上げたすべてのさばを、1枚ずつさらに検品。

凍結のため、一つひとつの切り身が重ならないように並べる“パン立て”を行います。

凍結した切り身を内袋に詰めます。

内袋に詰めたら、中の空気を抜いて真空に。

3枚ずつ外装すればできあがりです。

コープ九州の生活情報誌クリム17年9月号より

過去の記事を読む

このページの先頭へ