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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム18年2月号より)

牛豚合挽ミンチ7:3バラ凍結(国産)300g

取材協力/JA全農ミートフーズ株式会社(福岡県太宰府市)
撮影/久保成人(St.Séek)

パッと取り出し、サッと使える。
食感良し、使い勝手も抜群で大人気の冷凍パラパラミンチ

この後、再度凍結に入るのですが、この時点でもこんなにパラパラできれいです。

生産者に聞きました!
ミンチの割合はなぜ牛7:豚3なのですか?
牛肉のジューシーさと豚のしっとりした甘みが一番バランス良く出る割合なのです。社内での検証や生協と一緒に行う試食で、目隠しをして食べ比べをしても「やはりこれがおいしい」と分かります。
どちらも国産ですが産地や質などお肉へのこだわりはありますか?
国内でも酪農が盛んな北海道を中心に全国に取引先がありますが、何よりも大事なのは信用できる指定メーカーから仕入れることです。季節や飼育環境により、1年の間でもムラが出てくるので、安定した品質を保てるよう常に調整を行っています。
冷凍することでどうしてあんなにパラパラになるのでしょうか。
たとえば氷や何かを凍らせたものをたたくとパラパラになりますよね。そのチもほぐしやすくなります。また、-18℃で保管して出荷するので鮮度が保たれ、解凍時間がほぼ不要で繊維を壊さないため、ドリップが出にくいのも特長です。
挽き目サイズが3㎜なのは何か理由がありますか。
細すぎるとお肉の食感がなくなりますし、太くなると脂の固い部分や、まれに骨などが紛れ込んでしまう可能性があります。ミンチにする際にそれらを取り除く工程を加え、口当たりも良く、安心して食べていただけるサイズを実現しました。
開け口の緑色のラインは全農ミートフーズならではの工夫なのですね。
チャックシールの開け口は意外と分かりづらいという声を受けて、色をつけました。冷凍庫の中でも探しやすいようです。20年以上前からの人気商品なので、変わらない品質はもちろん、より使いやすくなることで、愛され続けてほしいですね。

炒め物にも煮物にも、さまざまな料理に使えるミンチは日常の食卓に欠かせない食材です。冷凍してストックしたいけれど、調理するときに固まってほぐれなかったり、一度解凍すると全部使わないといけなかったり、何かと不便。
組合員さんからのそんな声に応えて開発されたのが、この商品です。パラパラと使えるということから〝パラパラミンチ〟(略して「パラミン」)と呼ばれるほど、ロングセラーの人気者。「いつもくん」でも注文の上位を誇ります。
何と言っても、使いたいときに必要な量だけ取り出して、残りはまた冷凍庫で保存できる便利さが魅力。チャックシール付きの袋に入っているので、開け閉めもラクチンです。加熱しても臭みのある肉汁がほとんど出ず、そのパラパラ感には感動を覚えるほど。
加えて、食肉のプロ、全農ミートフーズが自信を持ってお届けする安定した品質も。赤身の比率が高いため、味と食感が良いのも特長です。国際規格SQF(safe quality food)認証を取得した工場での徹底した管理体制だからこそ、いつでも安全でおいしいパラパラミンチができあがるのです。

-18℃以下で入荷し、前日から解凍庫でゆっくりと基準温度まで解凍された国産豚肉。

国産牛肉も-18℃以下から同様に解凍。表面と中心の温度差をなくし削りやすくします。

それぞれのお肉を豚肉3、牛肉7の比率で計量し、「削岩機」にセット。

こま切れの状態で出てきたお肉は「撹拌機」で十分に混ぜ合わせられます。

3mmサイズのミンチが出てきました! ケースの中にみるみるうちにたまっていきます。

こちらは取り除かれたスジや軟骨など。この工程が食感の良さと安全性を守ります。

この後、再度凍結に入るのですが、この時点でもこんなにパラパラできれいです。

凍結庫に一定時間置いて、取り出されたミンチは機械と人の手でもみほぐされます。

袋詰めも何と人の手によるもの。スコップのような計量器で素早く入れていくのは熟練の技。

チャックシールの開け口部分が分かりやすいよう、緑のラインを入れたオリジナルの袋。

分量をチェック・微調整して袋を閉じ、金属探知機での確認が終わると箱詰めです。

あとは再び-18℃以下で冷凍保管。翌朝には出荷され、組合員さんの元へと届けられます。

コープ九州の生活情報誌クリム18年2月号より

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