コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

検索

おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム19年3月号より)

ちゃんぽん(具付) 624g めん160g×2食、具・スープ付

取材協力/株式会社キンレイ(大阪府)
撮影/久保成人(St.Séek)

11種類の具材の彩りも鮮やかに、リニューアルで風味や食感がアップ。
鍋で煮込むだけの本格ちゃんぽん

新設した鉄鍋は5台がフル稼働。1,000食分を直火で一気に炒め、香ばしさも風味もぐんとアップ。

麺製造機も改良し、材料がより均一に混ざる二軸のミキサーに。コシや食感が良くなりました。

鍋に入れて付属の特製白湯スープを加え、約2分半煮込めば、簡単・本格ちゃんぽんの完成!

たっぷりの野菜がバランスよく取れるちゃんぽんは、家族みんなが好きなメニュー。けれど、いざ作るとなるといろいろな材料をそろえたり、炒めるときの火力や市販のスープなどで味が変わったり、少し手間がかかります。そんな面倒を一手に引き受けて、おいしいちゃんぽんを手軽に楽しめる商品がこれ。鍋に入れて煮込むだけの簡単調理です。1992年に九州で発売が始まり、今や全国的な人気者。冷凍麺カテゴリーのなかでナンバーワンの売り上げを誇ります。
製造元のキンレイは、もともとは大阪ガスグループとしてLNG(液化天然ガス)の気化熱利用を目的に1974年に創業。液体窒素による急速冷凍技術や、専門のシェフによる料理の指導・監修など、長年「本物のおいしさ」を目指し、食卓に届けてきました。評判の良かった冷凍麺に特化してからは鍋焼うどんを中心に、ラーメンやちゃんぽんにもその技術を生かして、数多くの商品を生み出しています。
そして2017年、岸和田市に新工場が完成し、ちゃんぽんも大きなリニューアルを遂げました。初導入した直火鉄鍋で、専門店と同じように強い火力で一気に炒めることで、野菜の香ばしさと風味、シャキシャキ感がアップ。以前のステンレス製に比べてこまめな手入れも必要ですが、そこはやはり「もっとおいしい商品を届けたい」というキンレイの熱意の表れなのです。
また、野菜を10%増量(生野菜換算)。いっそうボリューム感が出て彩りも良くなりました。具材はキャベツ、もやし、玉ねぎ、にんじん、コーン、絹さや、きくらげ、平天、豚肉、えび、いかのうれしい11種類。麺はアレルギーがある人も食べられるよう、これまでと変わらず卵とかんすいは使っていません。新しい製麺機や茹で機の開発により、さらにのびにくくコシのある麺となっています。
生産能力は約3倍に増えましたが、規模が大きいだけで作り方は専門店や家庭と同じ。二軸真空ミキサーでじっくりこねられる麺や、炒められる野菜の良い香りが漂う鉄鍋、手作業でトッピングされる具材など、新工場内の随所にこだわりと愛情がちりばめられています。ストックしている冷凍庫からさっと取り出して、今日のお昼は決まり!

ちゃんぽんはこんなふうにしてできています!

2017年、岸和田市に完成した大阪工場。新しい機械の導入でよりおいしく、生産能力も約3倍に。

鉄鍋は野菜のドリップが出にくいのも特徴。炒め終わったらアルミのバットに移します。

アルミバット10段分を急速真空冷却。加熱殺菌後に、細菌の増殖を防ぐため、一気に冷却し、衛生を確保しています。

しっかりこねられた麺の生地は弾力性をできるだけ損なわないよう、7段階でやさしく延ばします。

異物検査などを経て、どんどん茹でられていく麺。冷却、水切りをした後、ピンクの容器へ。

4本に増設されたラインに具材の順で並べ、すばやく丁寧に手作業でトッピングします。

金属探知機や重量検査機を通り、冷凍して容器から取り外されたら包装工程へと進みます。

出荷前に最後の検品。安心・安全の商品が各家庭へと届きます。

コープ九州の生活情報誌クリム19年3月号より

過去の記事を読む

このページの先頭へ