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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム19年5月号より)

牛豚合挽ミンチ7:3バラ凍結(国産) 300g

取材協力/JA全農ミートフーズ株式会社(福岡県太宰府市)
撮影/久保成人(St.Séek)

使いたいときに使いたいだけ。
便利なパラパラミンチは食感も良く多彩な料理に大活躍

半冷凍状態で挽いてパラパラになったミンチ。この後-18℃以下で再度凍結し、鮮度を保ちます。

ミンチがケースの中にどんどんたまっていきます。食感の良さと安全性も考えられた3mmサイズです。

少量でも手軽に使えて簡単・便利。さまざまな料理にアレンジでき、時短レシピにもお役立ち。

ストックしておくと便利な冷凍食材はいろいろありますが、挽き肉もそのひとつ。ただ、冷凍して固まると調理するときにほぐれにくかったり、一度解凍すると使い切らないといけなかったり、意外と扱いが難しいものです。そこでこの国産牛豚合挽の〝パラパラミンチ〟。1粒1粒がパラパラとしていて少量でも使いやすいことから、略して「パラミン」と呼ばれて愛されているロングセラー商品です。「挽き肉をもっと便利に使いたい」という組合員さんの声から生まれました。
牛肉のジューシーさと豚のしっとりした甘みが一番バランス良く出る、牛7対豚3の割合。どちらも国産で、酪農が盛んな北海道を中心に安定した品質を保てるよう全国に取引先があり、季節や飼育環境に応じて信頼できる指定メーカーから仕入れています。パラミンの魅力は必要な量だけ使ったら、残りはまた冷凍庫で保存しておけるところ。加熱しても臭みのある肉汁はほとんど出ず、感動的なほどパラパラしています。
では、なぜ冷凍することでそんなにパラパラになるのでしょうか。氷や何かを凍らせたものをたたくとパラパラになる性質を応用した技術で、半冷凍状態で挽いたミンチもほぐしやすくなるのです。3ミリの挽き目サイズは、口当たりの良さと安全性も考慮。細すぎるとお肉の食感が減り、太いと脂の固い部分やまれに骨などが紛れ込む可能性があるためです。
また、開け閉めがラクなオリジナルチャックシールの緑色のラインは、製造元の全農ミートフーズならではの工夫。開け口が分かりづらいという意見に応えて色をつけたことで、暗い冷凍庫の中でも探しやすくなりました。20年以上前から変わらない品質はもちろん、使い勝手にも配慮して、今も続く人気の秘密はこんなところにもあるのですね。
国際規格SQF(Safe Quality Food)認証を取得した工場で、徹底した管理体制のもと作られる安全でおいしいパラパラミンチ。一度使うと手放せない! という組合員さんも多く、「炒め物も煮物も何にでも使用でき、味もおいしく、家族みんなでお気に入りです」「買い物に行く手間が省けて、とても助かっています」「在庫を切らしたら、なんだか落ち着かないくらい頼りにしています」という声が上がるほど、それぞれの家庭で大活躍です。

「牛豚合挽ミンチ」はこんなふうにしてできています!

各地の特定メーカーから-18℃以下で届く厳選した国産豚肉。ゆっくりと基準温度まで解凍します。

国産牛は牛正肉と呼ばれるホルスタイン種。豚肉と同じく時間をかけて解凍し、削りやすくします。

牛7:豚3の割合で「削岩機」で小間切れにしたお肉を「撹拌機」でしっかりと混ぜ合わせます。

凍結庫に一定時間置いたミンチを取り出し、機械と人の手でやさしく丁寧にもみほぐします。

袋詰めも人の手で。スコップのような形の計量器を使い、熟練の技で素早く確実に入れていきます。

オリジナルの袋には開け口部分が分かりやすいよう、緑色のラインを入れる工夫を施しました。

計量器で分量をチェックし、微調整したら袋を閉じます。金属探知機などでの検査を経て箱詰めへ。

再び-18℃以下で冷凍保管し翌朝には出荷。使い勝手抜群のパラパラミンチが組合員さんの元に届きます。

コープ九州の生活情報誌クリム19年5月号より

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