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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム19年11月号より)

みつせ鶏 肉だんご 300g

取材協力/株式会社ヨコオ(佐賀県厳木工場)
撮影/久保成人(St.Séek)

軟らかすぎず、硬すぎないみつせ鶏のむね肉を使った食感の良いふんわり肉だんご

加熱後の肉だんご。揚げずにボイルすることで、あっさりした旨味とふんわりした肉感が増します。

ミンチにする前に、残った骨や異物などがないか、すばやく丁寧に確認。異物を見つけたら取り除きます。

鍋やスープにポンと入れて、おいしくボリュームのある一品に。使いやすさも抜群です。

これからの季節、鍋の具材として人気の鶏肉だんご。1個ずつでも使えるバラ冷凍、入れるだけで良いダシが出るなど、食べ応えもある便利な一品です。作っているのは「みつせ鶏」や「ふもと赤鶏」といったオリジナル「赤鶏ブランド」を開発し、さまざまな加工や商品を手がけている食肉・食品製造メーカーのヨコオ。安全でおいしい鶏肉を届けるために、飼料や飼育環境からこだわった一貫生産を行っています。
〝ヨコオの赤鶏〟は、日本人の好みに合うフランス系の優良肉用鶏である赤鶏同士のかけ合わせから生まれた赤鶏の一種。国内ではわずか約1・5%しかない貴重な銘柄鶏に分類されます。その赤鶏ブランドの一種であるみつせ鶏は地鶏ほど硬くなく、ほどよい弾力のある食感と、豊かな風味が特徴です。
自然に囲まれた直営農場や九州各地の契約農家の広い鶏舎で、時間をかけて育てられます。一般的な鶏が45~50日で出荷されるのに対して60~80日の期間を要し、1㎡あたりの飼育数は約20羽に対して約13~15羽。ストレスをできる限り与えない環境づくりを大切にしています。
肉だんごを製造している佐賀県の厳木工場は、鶏肉加工工程と冷凍食品加工工程に分かれ、徹底した製品管理や衛生環境のもと各ラインで作業が進められています。県から派遣された食鳥検査員も常駐し、丸鶏の状態で1羽1羽しっかりとチェック。その後、部位ごとにすばやく丁寧に解体されます。
肉だんごに使われるのは、むね肉とそれについた皮、脂。それぞれを別々に、異なるサイズで挽いて食感を出し、玉ねぎ、パン粉、調味料などを加えて混ぜたら、成形して加熱しますが、ここもポイント。揚げるのではなくボイルすることで、鍋やスープにも使いやすい、旨味のあるふんわりした肉感とあっさりした味わいに仕上がります。
鍋やスープのほかにも、カレーやシチュー、湯豆腐などにもさっと入れて簡単に楽しめる、みつせ鶏 肉だんご。揚げるのはもちろん、煮しめや甘酢炒めといったメニューにも大活躍です。「コープのブラインドテストでも、いつもナンバー1なんですよ」と、ヨコオの方々が胸を張る自慢のおいしさをぜひ、いろいろな料理で味わってみてください。

「みつせ鶏 肉だんご」はこんなふうにしてできています!

佐賀県の川有治(かわうじ)地区にある直営農場。豊かな自然の中の広い鶏舎で、赤鶏が元気に育ちます。

みつせ鶏はヨコオが開発し、1994年に販a売を開始した貴重な銘柄鶏。飼育の衛生管理も厳重です。

厳木工場に到着したみつせ鶏は、食鳥検査員の検査を受けて解体。冷凍保管後、ミンチ工程へ。

むね肉、皮、脂をそれぞれ別に異なる大きさでミンチにします。そうすることで食感がアップ。

ミンチにした鶏肉に、玉ねぎ、パン粉、調味料などを混ぜ合わせ、冷蔵保管して熟成させます。

機械で成形しながらお湯に投入してボイル&コーティング。おいしさのポイントの一つです。

ボイル後の中心温度を測り、きちんと熱が通っているかを確認。1時間ごとにしっかりと記録します。

加熱終了後、人の手と目による選別や機械でのチェックを経て、包装、箱詰め、出荷されます。

コープ九州の生活情報誌クリム19年11月号より

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