コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

検索

おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム20年3月号より)

9種の具材の焼ビーフン 200g×2袋

取材協力/ケンミン食品株式会社(工場/兵庫県丹波篠山市)
撮影/久保成人(St.Séek)

9種もの具材がたっぷり入りしっかり旨味が絡んだビーフン。できたてのおいしさを家庭に

厳選した4種のタイ米を、独自の製法でビーフンに調理。茹で時間、温度を調整しておいしい硬さに。

具材がたっぷり。食べやすさ、炒めたときのシャキシャキ感を生かすため、野菜の大きさも考えたオリジナルレシピです。

調味料を加えるだけで多彩な料理が楽しめます。スパイシーなシンガポールビーフンに変身。

野菜や肉など9種の具材がたっぷり入り、多彩な素材が合わさって味に奥行きのあるケンミン食品の「9種の具材の焼ビーフン」。コンセプトである「お母さんの手作り感」を大切にし、具材は食べやすい大きさに切り、小松菜と赤ピーマン、きくらげ以外の玉ねぎ、もやし、ピーマン、にんじん、キャベツは生の野菜を使って調理。具材をふんだんに入れているのは、栄養バランスをよくすることと、味や食感が楽しめること。さらに、9種もの食材を家庭でそろえ、調理するのは大変だからです。
ビーフンは、同社のタイ工場で製造。厳選した4種のタイ米を使い、米の特徴に合わせて温度を調整しながら製造しています。出来上がったら乾麺の状態で篠山工場へ。茹でて戻す際には、家庭で味わうときの食感を考え、温度と茹で時間、水で麺を締める時間を調整しています。
炒める工程は家庭と同じく、油、野菜などの具材、ビーフン、ソースの順に入れていきます。そうすることで、野菜などから出た旨味がしっかりとビーフンに絡まる仕組みです。家庭のフライパンと同じ原理で開発した〝回転窯〟を使い、直火で一気に炒めます。火力の強さが大切な中華料理。野菜をシャキッとした食感に仕上げるため、同社ではIHではなく直火にこだわっています。
できたてのおいしさを家庭の食卓に届けられるよう、真空冷却機で袋詰めができる温度まで一気に冷却。袋詰めの工程へと移ります。具材を均一に分配するのは人の仕事。2人1組となり、まんべんなく混ざるように手作業で入れていきます。熟練の工員が分けた分量は、計量したようにぴったりです。袋詰めの際、計測し指定分量になるよう調整されます。袋詰めの後は、異物混入がないか人の目と機械でダブルチェック。その後、マイナス20℃に急速冷凍し鮮度を保ちます。
レンジで温めるだけで昼食やおかずの一品となり、手軽さとおいしさで人気。その他、シーフードミックスと一緒に炒めて海鮮焼きビーフン、キムチと合わせてピリ辛焼きビーフン、カレーパウダーを混ぜ、目玉焼きをのせてシンガポールビーフンなどのアレンジも。家庭にある好みのスパイスを合わせるだけで、料理のバリエーションも広がります。

「9種の具材の焼ビーフン」はこんなふうにしてできています!

カットされた野菜を、異物混入がないか人の目で確認。調理する量に分けていきます。

タイの工場から届いた乾麺を、専用の茹で窯に投入。茹でた麺はすぐに水で引き締めます。

火力にこだわった回転窯に材料を投入。9窯が稼働し、一つの窯で一度に200食を作ります。

高温の直火で炒めることで野菜はシャキシャキの食感に。熱のため、ドラムは3年で交換。

人によって、バランスよく1食分が取り分けられます。作業と同時に、異物もチェック。

具材の偏りをなくすため、豚肉は別で調理。1食分ずつ計量した後で入れていきます。

重量測定機やX線検査機などを通して、商品の指定重量、異物混入がないかなどを確認。

40℃の熱を持つ商品を、トンネルフリーザーでマイナス20℃まで急速冷凍します。

コープ九州の生活情報誌クリム20年3月号より

過去の記事を読む

このページの先頭へ