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おいしいコープ探検隊

おいしいコープ探検隊(クリム20年5月号より)

便利なクッキングミニ厚揚げ 280g(約28個)

取材協力/不二製油(工場/大阪府泉佐野市)
撮影/中西ゆき乃(moonlit)

解凍、油抜き不要で調理でき野菜と一緒に炒めるだけで1品完成。
時短でも〝ちゃんとした風〟料理に

大阪府泉佐野市にある不二製油の工場。奥にあるT工場は1999年に操業を開始。冷凍豆腐と冷凍絹厚揚げを作っています。(阪南生産課の係長 東郷行浩さん)

商品ができる工程は大まかに、①良い大豆を選別してから浸漬②すりつぶしておからと豆乳に分ける③蒸してカット④揚げる。その後、人と機械による品質検査があります。

良質な国産大豆のみを使用。大豆の状態に合わせ、浸漬時間を調整。

軟らかくなった大豆をすりつぶした状態。この後、おからと豆乳に分けます。

大きく特殊な蒸し器で調理。これは蒸しあがった状態。

蒸した後、油でさっと揚げ、急速冷凍。東郷さんの指す先が冷凍庫です。

冷凍後は人間の目でチェック! 検品基準から外れたものは取り除きます。

金属検査機でチェックした後、X線を通してさらに異物混入がないかを確認!

箱詰めされた商品をパレットに載せるのはロボットの仕事。人と機械が協働しています。

さっぱりしたレタスに、厚揚げのコクがマッチした「ミニ厚揚げの塩昆布炒め」。シャキッとしたレタス、滑らかな厚揚げの食感も楽しめます。

1個約10gと小ぶりなので切る必要がなく、凍ったまま使え、油抜きも不要な「便利なクッキングミニ厚揚げ」。調理の手軽さと使い勝手の良さ、食べやすさ、味わいなどから、2011年の発売以来、人気の商品です。
作っているのは1950年創業の不二製油。大豆などの植物で食用油や食用加工油脂を作ってきた同社は、次第に豆腐なども製造するように。商品の一つであった20gの厚揚げを「半分に切って炒めている」という組合員さんの声をヒントに、便利なクッキングミニ厚揚げを考案。揚げる工程で製品同士がくっつくなど、試作は難航しましたが、条件を見直して完成。また、製品を急速冷凍することで解凍後も滑らかな食感を実現。凍ったままでも火が通りやすい厚さ、大きさも研究し、この商品のサイズにたどり着きました。
野菜と一緒に炒めるだけで1品ができ、6面が油で揚がっているので崩れにくいと好評。お薦めは、レタス、塩昆布と炒めた「ミニ厚揚げの塩昆布炒め」。酒の肴には、キムチとチーズをのせた「ピザ風厚揚げ」を。

コープ九州の生活情報誌クリム20年5月号より

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