コープ九州は、九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合です。

検索

新着情報

お知らせ

2021年03月11日

3月4週カタログより、ニュージーランド産グラスフェッドバターの取り扱い始めました

グラスフェッドバターとは、放牧酪農で育てられた牛から搾った生乳(グラスフェッドミルク)を使って作られたバターです。
コープ九州では、九州の酪農業の持続的発展をめざし、2018年よりグラスファーミング(集約放牧酪農)の研究や実践交流などに取り組んできました。その過程でニュージーランドを本拠地とする酪農家による協同組合フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社とのつながりができました。
この度、循環型農業であるグラスファーミングとそれによる生産物への関心を高めていただく取り組みの一環として、フォンテラブランドの一つ「AnchorTM 」グラスフェッドバターの取り扱いを始めました。

<取り扱い製品>
製品名:ニュージーランド産加塩グラスフェッドバター454g

※フォンテラの契約酪農家が育てる乳牛は約97%(*1)の時間を牧草地で過ごし、ストレスフリーな環境で良質な牧草(*2)を食べて育ちます。
※「グラスフェッド」の定義には国際的な統一規格はありません。このため、フォンテラは独自の基準「The Fonterra Grass and Pasture Fed Standard」を設け、グラスフェッドの水準を管理しています。この基準はニュージーランド政府が保有する、独立の適合性評価機関(AsureQuality)に承認を受けています。
(*1) 搾乳時間及び搾乳場への移動時間を除いた時間を母数とし、そのうち牧草地で過ごす割合を指します。過去3シーズン(2016-19)の平均値です。
(*2) 季節的要因により補助的飼料を与える場合があります。

コープ九州がグラスファーミング(集約放牧酪農)の実践交流に取り組む理由
グラスファーミングとは、電気柵等で牛をコントロールし、効率的に牧草を食べさせるしくみを言います。栄養価の高い時期の牧草を活用することで、濃厚(穀物)飼料購入費や草刈りのための燃料費等を抑えることができ、酪農経営の改善が期待できます。
酪農家戸数が減少している今、この方式を部分的にでも取り入れることによって、九州の酪農家の経営が改善され、九州での牛乳生産の継続につながるのではないかと考えています。九州でグラスファーミングに取り組む牧場の生乳を使った商品づくりも検討中です。

 

 

このページの先頭へ