活動報告
2021年01月18日
コープ九州が開発に協力した「蒸し雑煮」が学校給食に登場
2017年7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受け、いまだ復興途中にある福岡県朝倉地区。福岡県のエフコープ生活協同組合は、地域にずっと寄り添い、今も支援を続けています。
エフコープと朝倉市、筑前町、東峰村の行政や商工会などは、復興への願いを込めて同地域の原材料を使った「筑前朝倉蒸し雑煮」の商品化を計画。コープ九州は商品開発に協力しました。昨年10月から朝倉市内の飲食料店やエフコープのカタログ、全店舗での販売が始まり、この1月、朝倉市内の全小中学校の給食として提供されることになりました。
「蒸し雑煮」とは?
筑前朝倉地域に伝わる蒸すタイプのお雑煮です。
江戸時代、長崎に伝わった茶碗蒸し料理が朝倉地域に広がりました。当時は、たまごを使う「茶碗蒸し」は貴重であり、お正月に「お雑煮」と食卓に並ぶ「ご馳走」でした。いつしか、この二つが合わさって、より贅沢な「蒸し雑煮」が生まれたと伝わっています。今回開発の「筑前朝倉蒸し雑煮」は、筑前町・朝倉市・東峰村地域で生産される原料を使用し、復興への願いを込めた商品です。